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待ち合わせは 初めてキスをした処
第4章 啓介
ぎゃーーーーーーーーーー  

庭に大きな叫び声が響き 茂雄は結束バンドを切ると 庭に落ちていた
啓介の肉桂を拾い上げ 啓介の口の中に押し込め

「行けよ! 行きな!! さっさと消えろ!!!」 
啓介の腰を蹴り上げ 啓介はよろよろと 坂道を降りて行った

啓介は走る様に坂道を駆け下り 立ち止まると辺りを見回して 
歩き始めた 脱げたズボンを手の平で上げ
ベルトは折れた指で どうにもならない 
股間の痛みに朦朧として 増水した川に足を踏み外して落ちて
足掻いた 強い雨風に人も居ない 濁流に巻かれ 
啓介の意識は 遠のいて行った・・・・・

川べりの草むらに朧な影が ゆらりと浮かび
・・・1か月しか持たなかったな・・・・・
・・・もう少し 楽しめたのに・・
・・・旦那が 帰って来るとは、思わなかった・・ 
・・・芳美は抱き心地、良かったもんな・・・
・・・早く 次の探さないと 戻されるぞ・・・

朧な影は 草むらをゆらり ゆらりと漂っていた

・・・誰か 歩いて来るぞ 婆さんみたいだ・・・ 
・・・取りついて 街中で誰かに・・・

歩いて来る老婆は 合羽を握り絞める様に合わせ 
顔を伏せ 草むらの脇を通り過ぎようとした時

「お婆さん 大丈夫ですか?」 
若い娘の姿が立ち上がった 

傘も差さずに 娘の服はびしょぬれで 

「お嬢さん 何処だね在所は?」 老婆が聞くと

「車が故障して 何処かで 雨宿りと考えて・・・」 
濡れたブラウスから 豊満な胸が浮かび上がる

「大変だね そこを上がった処に私の家が有るから」 
老婆は娘の手を引き 歩き始めた

・・・お婆さん ・・・ 娘が耳元で叫ぶように言うと 
目に光を浮かばせ 老婆の口の中へ
朧な影を 入れようと体が霞んで行った

・・・私に 取りつくの?・・・ 老婆は朧な影を掴んで言った

・・・げっ・・お前は・・・   

・・この村の 守り神・・・ 
そう言うと 大きく口を開け 朧な影を喰らっていく

・・・ぎゃーーーーーーー・・・ 

強い雨風は 悲鳴をかき消し 狐の姿に戻り 
ポーのしっぽが 紫色に輝いた
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