パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第5章 待ち合わせの場所へ

1６年目　3５歳に成った　

今年から　ダブルの部屋を予約して　
一人の予約だけども　もう一人増えるかもと　
ホテルの予約を　取る様にしていた　
ベンチに座り　海を見つめ　今、来たとして　幾つかな？　
10歳？15歳？　結婚は無理な年か・・・・

恵美の成長をみて　アドバイスして　それからお見合いでも・・・・
今年も来なかったな・・・　また来年・・・

1７年目　　３６歳

例年通り恵美の墓参りを済ませ　何時もの場所へ向かった
ほんの僅か　少しだけの期待　それだけを胸に海を見つめていた
静かな波を見ながら　初めてこの場所で　
恵美にキスをした事を　思い出す　唇を軽く合わせ　
顔を離した時　照れた様に下を向き
手の甲で唇を拭うと　勇太の首に手を回し

「勇太　大好き！」　

恵美の唇が寄せられ　長いキスをした事を
昨日の様に思い出していた

ベンチは3脚　置いて有り　勇太はなるべく　
端の席に座る様にしていた　長い間座って居ると　
アベックが通りながら　勇太を見る事が有り　
2人が座りたそうな　そぶりの時は　そっと席を離れ
岸壁に沿って　散歩して　海を見つめ
港には　自衛隊の艦船や　潜水艦が停泊して　
外人と日本人のペアも　多く歩き　少し陰に成った処で　
抱き合いキスを交わす　カップルも多く、
また観光客の　グループも　公園を散策していた
今年も終わった・・・　
ペットボトルを開け・・
勇太は腰を上げ　海を見て心の中で・・・・・

・・・・また来年・・・

・・・恵美・・待ってるよ・・・・