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待ち合わせは 初めてキスをした処
第5章 待ち合わせの場所へ
13日 

起きて顔を洗うと 食堂でモーニングを取り
鍵を預けると 公園へと向かった 13日だからか道路を走る車が
少ない 信号を渡り ベンチに座って 恵美と何度も来た
公園のベンチは 何時の間にか 整備され 
3脚づつ 6脚並んでいる 端の席に座り
この場所での会話を 思い出していた
恵美が照れた様に勇太を見つめ・・・

「・・ゆ・う・た・・」 
声の方へ顔を向けると そこにはショートヘアーの
白いワンピースを着た娘が バックを前に持ち立っていた

「・・・おまたせ・・・」 
横に女子高生が座り勇太に話した

「・・・・・・・・・・」 勇太は黙って 見つめた

「・・・・・・・・・・・」 何も話さず頷いて 見つめ返して来た

「・・え・み・か・?・・」 
呟くように言うと 目を輝かせ頷いた

「傍に 行っても良い?」 
恵美は体を寄せ 抱き着いて来た

「恵美!!!」 
強く抱きしめ 涙だけ 流れ続け 声が出てこない
柔らかな体を抱きしめ 腕に力が入って居た

「・・く・る・し・い・よ・・・」 
腕を外され 顔を見つめて来る

「ゆうた!!」  又抱き着いて来た

胸に顔を押し付け 声を上げ泣き出した 
涙がシャツを濡らしていく
ベンチの前を通る人達は それを横目で見ながら 
通りすぎていた

勇太も 声が出ない 只 只 只 抱き締め涙を溢していた

「 会いたかった 」 
背中に手を回し しっかりと抱き着き
勇太も恵美を抱きしめ 髪に顔を埋め 
二人涙を溢していた



「 勇太 今、 幾つに成った? 」 
恵美が体を外し勇太の顔を見ながら聞く

「 37歳 恵美は今 幾つ? 」

「私は優月 17歳 高校2年生 19年?待たせたの?」  

「違うか 20年待たせたんだ・・・・ごめんね・・」

「20歳の 差か 年離れたな おじさんに成ったろ 幻滅したか」

「分かって居たから でも少し顔が変わったかな 体も大きく成ってる」

「勇太・・・」 顔を見ると

「キスしたい・・・」 

周りを見回すと 散歩する家族連れや アベックが
回りを 歩いていた おでこに軽く口を合わせ 

「 周りを 見てごらん 」 
恵美は顔を上げ 少しがっかりした顔をして

「 無理か・・・」 

恨めしそうに 呟いた
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