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待ち合わせは 初めてキスをした処
第5章 待ち合わせの場所へ
「部屋へ行こう 色々お話したいから」 
勇太を見つめて来た

二人歩いてホテルへ向かう 恵美は腕を絡め 周りを眺め 

「変わった!! 無くなったんだーー 変わったーー!!」 
キョロキョと見まわしていた
ホテルで 一人増えると伝え 鍵を貰い 部屋へ入った
恵美が 顔を寄せ 勇太は顔を反らせた

「何?」 恵美が怪訝そうな顔をした

「キスしてくれないの? 彼女が居るの?」 
勇太を悲しそうに見つめて来た

「恵美・・ 俺達20歳違いだよ」 
勇太は恵美の肩を抱き 顔を見つめた

「恵美・・20歳違いの オジさんより 年相応の 相手が・・・」

「馬鹿!」 涙を浮かべ 恵美は抱き着いて来た

「17年 待ったんだよ 私 17年・・・」

「17年 待ったんだよ 私 待ちどうしかった 去年も来たかった」

「信じてた 勇太が待ってるの 信じてた 絶対待ってるって 信じてた」

「何?他に 良い男を見つけろって 言うの」

「それなら 私 勇太の家の前で自殺して 地縛霊に成る」

「桜の木の下の あの娘見たいに 地縛霊に成る」

「17年待ったんだよ・・・ 17年勇太を・・・」
涙を浮かべ勇太を見つめた

唇が寄って来て 合わせて来た 
舌を絡め二人抱き合うとベッドへ横に成り
抱き合い続けて居た

「勇太と キスした 20年振りだね」 
勇太を見つめ恵美は嬉しそうに言った

「俺で 良いのか? 叔父さんだぞ」 
恵美は 黙って頷いた

「まだ 腹は出て無いけど 中年の叔父さんだぞ 良いのか?」 
首に手が回され

「私は 17年待ったの・・・ 良いでしょう 若い娘」 
悪戯な目で囁いた
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