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待ち合わせは 初めてキスをした処
第5章 待ち合わせの場所へ
「今日は ご無沙汰してます」
太った沙也が 部屋に入り皆を見て 怪訝な顔をした

「沙也 こちら・・・・・」
千鶴が紹介しようとした時 恵美が口を開き

「初めまして 田中優月と言います 勇太さんの婚約者です」
恵美が笑いを堪え 頭を下げた

「勇太 何 若い娘、かどわかして 犯罪だよ」
沙也は 勇太の横に立ち 呆れたように言った

「沙也 太ったね・・・」
恵美は沙也を見上げ 上から下まで視線を送り
沙也はそれを聞いて 少しむっとした顔で
千鶴と勇太に視線を送り怪訝な顔で恵美を見つめなおしていた

「 私 恵美なの 信じる?」
恵美が沙也を見上げ 言うと 沙也はもう一度
勇太と千鶴に視線を這わせ 目を大きく開け

「信じない!!!」
そう言いながら 恵美の横に座り両肩に手を置き

「恵美が 生まれ変わった何て 信じない」 
抱き締めて また 顔を見なおし 両手を握ると
手を上下に動かして 涙を零していた
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