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第5章 待ち合わせの場所へ

「お帰り・・・・」
沙也や千鶴と話をしている時　玄関を開く音がして
ママと二人の子供が駆け込んで　千鶴に抱き着いた

「　私の子供　大翔（ヒロト）と大樹（ダイキ）　」
二人の子の頭を撫ぜ恵美に微笑んでくる
恵美は二人の甥の顔に　笑顔を見せ　　

「　貴方達の叔母さんよ　宜しく　」
二人の子供が　不思議そうに千鶴を見て
頷く顔を見て　笑顔を見せてきた
そんな　遣り取りを　リビングに入って来た
賢が不思議そうに見て　恵美が声を掛けた

「　お帰り　賢　久しぶり！！　」
立ったまま　不思議そうに皆を見回し
床に座り　千鶴を見て頷く姿に　怪訝な顔をして

「姉貴の　生まれ変わり？」

「信じられないよ？」

「賢　そんな事言うと　ばらすよ　あんたが小学3年の時の事」

「・・・・・・・」

「貴方　私の布団で　お寝小したでしょう」

「あれは・・・　姉貴が変わりにトイレに行って呉れるって　
　言ったから・・」

「俺は　悪くない　姉貴が夢の中で・・・言ったから・・」

「えーーー　お父さんが　お寝小・・」
子供に言われ

「馬鹿！　子供の時の事・・」

「分かったよ　認める　認める　恵美姉って　認める・・」
笑い顔で千鶴が立ち上がり

「　恵美　夕飯食べて行くでしょ　何が良い？　」
恵美は母親を見て　直ぐに

「　ハンバーグと唐揚げ　」
母親が嬉しそうに立ち上がり　千鶴とキッチンへ
向かって行った　キッチンから聞こえる声に恵美は立ち上がり
キッチンの入り口から声を掛けた