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第2章 裏事情　〜長男の事情〜

やばーい!これじゃ、あたし
噂好きババァじゃーん!と言いながら
笑うと次のオカズを口に入れる


女子しか居ない空間だからこそ
出てしまった下ネタに
らんは、キョトン顔で答える


「フェラチオって…なぁに……？」


予想していなかった回答に、せりは

「へっ？知らないの？」と聞き返し
親指と人差し指で作った丸を
口の前で動かして「これこれ」と
ジェスチャーする

らんは頭に？が浮かんだという顔で
「ん？」と聞き返す

「いや、だからさ…
片岡くんの勃起したものを…
口に入れて、愛撫するわけよ」


「何それ？！そんな事するの？！」


らんは初めての情報に
立ち上がって驚いた

せりは、ふーっと息を吐くと

「いや、らんはさ…
この前まで未経験だったわけだし
そういうのに疎い子だったしね…」

ベンチに座り直して
せりの顔を真剣に見て話しの続きを待つ

「でも、それだとさ……
今はお互いしか見えてないから
楽しいけど…慣れてきたら
片岡君は、最中に気持ち良くなれる
のは挿入してる時だけって事でしょ」

らんも少しは
勉強した方が良いかもよー？
と苦笑いを向けられて
その話しは終了した









せりちゃんからの情報は
らんにとっては未知の領域だった

しかし、どう勉強すれば良いのか
皆目検討も付かない

ネットで調べてもイマイチ
よくわからない

こうなったら動画で見るしかない…!!

しかし、家で見て家族にバレても
困る…かといって大学でなんて…
もっと無理だ………

うーん、うーんと頭を悩ませていると


" ネットカフェでＡＶ鑑賞 "


という、書込みを見つけた


誰かが書いているブログのようだ
何でもいいから情報が欲しくて
ブログを読んでみた

どうやら、ネットカフェでは
ＡＶが無料で見れるらしい

もちろん、らんもネカフェは何回も
利用した事が有る
しかし、漫画や雑誌を読むためだけに
利用していたので
設置されているパソコンに
触るのはフード類を頼む時くらい

画面が眩しいのでネカフェの部屋に
滞在している時はパソコンの電源を
切っていた


らんは両手に拳を作り、ギュッと
力を入れた…



明日、学校の帰りに行ってみよう…!!