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とある家族の裏事情
第2章 裏事情 〜長男の事情〜
慣れれば、美味しいと
感じるようになるのだろうか……
疑問は残るが、たっぷりAVを見て
興奮が残る頭で家路についた
らんは、自分のベッドの上で
悶々とする頭で考えを巡らせていた
実は、らんと翔太は同じ小学校出身だ
同じクラスになった事も無いからか
翔太の方は、まったく覚えてないようだが…
らんは中学2年生の時に引っ越している
引っ越したと言っても親が少し離れた
場所にマイホームを購入したので、
通っていた学校が学区外となったため
隣の中学校に転校した
しかし、当時から王子様として
人の目を集めていた翔太を一目でも
見ようと、彼と同じ塾に通ったり
高校生になってからは、別の高校では
あったが駅で、すれ違うだけで
胸を高鳴らせていた…
すれ違う度に翔太は
可愛い女の子と歩いていて
よく、落ち込んで帰ったものだった
翔太の今までの彼女を何人か
見た事が有るが、みんな可愛い…
ギャルっぽかったり、清楚系だったり
タイプは色々だったけど
どの子もスラっとした細身美人だった
自分は、お世辞にも美人とは
いえない顔立ちだし
体型だって、ふっくらしている
こんな自分は彼に、つり合ってない…
と、悩む事もあったが
それより何よりも別れるなんて
考えるのも嫌だった
10年以上の片思いで、
片思いで終わると思っていた恋が
思わぬ事で成就したのだ………
だからこそ、彼に飽きられないように
彼が喜ぶ事を考えなければ……
いつか、別れてほしいと
言われる日が来るかもしれないが
彼に、そう思われるまでは
傍に居たい………
何をすれば、彼は
喜んでくれるのか…
彼が自分に何を望んでいるのか……
答えの出ない疑問に
夜はふけていった…
……