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とある家族の裏事情
第2章 裏事情 〜長男の事情〜
強めにチュウウゥゥゥ!!っと
キスを返された
らんは自分から顔を背けて唇を離すと
「起きてたの…?」
「寝てたよ……?姫に
キスされたら起きないとね?」
本当に、この男は恥ずかしげも無く
よく言えるな…と、思うが
顔に似合ってるので文句は言えない
ホテルでの出来事から
2ヶ月が経とうとしていた
彼には、あれから"遠慮"というものが
無くなってきた…
ちゃんとしたデートもしてくれるが
「興奮しちゃった…」と言って
所構わず、求めてくるようになった
このサークル部屋でも何度
行為に及んだか、わからない
この前のデートではラブホテルの
フリータイムを利用して、
午前中から夜まで気が遠くなるほど
求められ、彼の性豪ぶりを思い知らされた
彼の「虐めて泣かせたい」という
告白は聞いたが今だに酷い事は
されていない
このくらいならば全然
受け入れられる、
少し余裕さえ感じていた
だが、流石に多過ぎる行為に
危機感を覚え、らんはピルを
服用するようになっていた
翔太は毎回、避妊具を装着しては
くれるが、何か有ってからでは遅い
ピルを服用した事は翔太にも伝えた
「少しなら避妊具無しでも……」
と、誘った事は有るが
彼は優しい笑顔を返してくるだけだった
らんは翔太から逃れると
隣のソファーに座り本を開いた
真面目に読んでる、らんの横顔を
チラリと覗き見る
俺、何でこんなに…好きなんだろう…
まるで、魔法にでも
掛けられたかのように好き過ぎる
彼女に会えば会うほど、体を重ねれば
重ねるほど、彼女のキラキラとした
輝きが上限無しに増していくのだ
翔太は持っていた本の文字に
目を落としながら、らんに話しかけた
「そういえば、旅行に行こうって
話してたでしょ」
「うん……」
「友達の、叔父さんの所有する
賃貸物件を1ヶ月、借りれる事になってさ…
そこを拠点にして3週間くらい…どう?」
らんは首を、ぐるっと回して
見開いた目で翔太を見る
「3週間……⁉
流石に…長過ぎない……?」
翔太が言うには…
就職すれば時間の自由が利かなくなる
幸い2人共、単位に余裕は有るし
長期旅行するなら今が1番
いい時期じゃないか?
という事だった
何だか丸め込まれた気もするが
初めての2人きりの長期旅行に
胸は高鳴っていた
キスを返された
らんは自分から顔を背けて唇を離すと
「起きてたの…?」
「寝てたよ……?姫に
キスされたら起きないとね?」
本当に、この男は恥ずかしげも無く
よく言えるな…と、思うが
顔に似合ってるので文句は言えない
ホテルでの出来事から
2ヶ月が経とうとしていた
彼には、あれから"遠慮"というものが
無くなってきた…
ちゃんとしたデートもしてくれるが
「興奮しちゃった…」と言って
所構わず、求めてくるようになった
このサークル部屋でも何度
行為に及んだか、わからない
この前のデートではラブホテルの
フリータイムを利用して、
午前中から夜まで気が遠くなるほど
求められ、彼の性豪ぶりを思い知らされた
彼の「虐めて泣かせたい」という
告白は聞いたが今だに酷い事は
されていない
このくらいならば全然
受け入れられる、
少し余裕さえ感じていた
だが、流石に多過ぎる行為に
危機感を覚え、らんはピルを
服用するようになっていた
翔太は毎回、避妊具を装着しては
くれるが、何か有ってからでは遅い
ピルを服用した事は翔太にも伝えた
「少しなら避妊具無しでも……」
と、誘った事は有るが
彼は優しい笑顔を返してくるだけだった
らんは翔太から逃れると
隣のソファーに座り本を開いた
真面目に読んでる、らんの横顔を
チラリと覗き見る
俺、何でこんなに…好きなんだろう…
まるで、魔法にでも
掛けられたかのように好き過ぎる
彼女に会えば会うほど、体を重ねれば
重ねるほど、彼女のキラキラとした
輝きが上限無しに増していくのだ
翔太は持っていた本の文字に
目を落としながら、らんに話しかけた
「そういえば、旅行に行こうって
話してたでしょ」
「うん……」
「友達の、叔父さんの所有する
賃貸物件を1ヶ月、借りれる事になってさ…
そこを拠点にして3週間くらい…どう?」
らんは首を、ぐるっと回して
見開いた目で翔太を見る
「3週間……⁉
流石に…長過ぎない……?」
翔太が言うには…
就職すれば時間の自由が利かなくなる
幸い2人共、単位に余裕は有るし
長期旅行するなら今が1番
いい時期じゃないか?
という事だった
何だか丸め込まれた気もするが
初めての2人きりの長期旅行に
胸は高鳴っていた