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とある家族の裏事情
第2章 裏事情 〜長男の事情〜
その家は、深い森の中に建っていた
田園風景を抜けて車は坂道を登り始めた
両側に民家が建っている道に出ると
民家を横目に更に登って行く
クネクネとした、
あまり広くない道のために
対向車とすれ違えない場所も有る
その時は、どちらかが譲って
挨拶をして通り過ぎる
翔太は難なく丁寧に運転すると
車を、どんどん目的地へと走らせていた
付き合って結構、経つが
初めて彼の運転する車に乗った
「運転…すごい上手なんだね…」
「そうかな…?
まぁ、ペーパードライバーにならない
ように親の車で運転はしてたけどね」
翔太は、そう答えると
少し細い曲がり角を難なく曲がった
少し細い曲道に入って坂道を登って行くと
周りは、木やら背の高い雑草やらで
鬱蒼としてきた
民家は、もう有りそうに無い
車で登り続けると、自分より遥かに
大きく高い門扉が見えてきた
その門扉から、ものすごく硬そうな
素材の柵が、この小さい山を
囲うように伸びている
翔太は門扉の鍵穴に鍵を差して
門を、ぎぃーーっと押し開けている
車に戻って敷地に車を入れると
また、門を閉めに外に出ていった
戻って来た翔太に
「門を毎回、開けるのが大変そうだね」
と、声を掛けると
「あれ、本当は自動なんだけど
今は電気が停まってるからさ」
家に入ったらブレーカーを
上げないとね
というと、また車を進ませた
(なんで、そんなに詳しいのかな?)
と、疑問に思ったが
それを聞こうと声を出す寸前に
家に到着した
驚いてしまって、らんの目は
ずーっと真ん丸に見開いていた
まだ、建てたばかりなのだろうが
古びた一軒家を予想していた
らんには衝撃過ぎた
新しい外観の大きな平屋建ての
その家は横に、木のぬくもりを
感じられるようなウッドデッキを
備えている
ここからは見えないけど家の裏に
プールも付いてるよと、言うと
翔太は荷物を運び始めた
部屋に入ると、部屋の中には
ほとんど家具も無く
必要最低限な物だけが置かれていた
大きなリビングには皮張りの
ソファーが1つ、置かれているだけ
ダイニングテーブルと椅子は有るから
食事には困らないだろう
ベッドは有るだろうか…と
少し心配になる
田園風景を抜けて車は坂道を登り始めた
両側に民家が建っている道に出ると
民家を横目に更に登って行く
クネクネとした、
あまり広くない道のために
対向車とすれ違えない場所も有る
その時は、どちらかが譲って
挨拶をして通り過ぎる
翔太は難なく丁寧に運転すると
車を、どんどん目的地へと走らせていた
付き合って結構、経つが
初めて彼の運転する車に乗った
「運転…すごい上手なんだね…」
「そうかな…?
まぁ、ペーパードライバーにならない
ように親の車で運転はしてたけどね」
翔太は、そう答えると
少し細い曲がり角を難なく曲がった
少し細い曲道に入って坂道を登って行くと
周りは、木やら背の高い雑草やらで
鬱蒼としてきた
民家は、もう有りそうに無い
車で登り続けると、自分より遥かに
大きく高い門扉が見えてきた
その門扉から、ものすごく硬そうな
素材の柵が、この小さい山を
囲うように伸びている
翔太は門扉の鍵穴に鍵を差して
門を、ぎぃーーっと押し開けている
車に戻って敷地に車を入れると
また、門を閉めに外に出ていった
戻って来た翔太に
「門を毎回、開けるのが大変そうだね」
と、声を掛けると
「あれ、本当は自動なんだけど
今は電気が停まってるからさ」
家に入ったらブレーカーを
上げないとね
というと、また車を進ませた
(なんで、そんなに詳しいのかな?)
と、疑問に思ったが
それを聞こうと声を出す寸前に
家に到着した
驚いてしまって、らんの目は
ずーっと真ん丸に見開いていた
まだ、建てたばかりなのだろうが
古びた一軒家を予想していた
らんには衝撃過ぎた
新しい外観の大きな平屋建ての
その家は横に、木のぬくもりを
感じられるようなウッドデッキを
備えている
ここからは見えないけど家の裏に
プールも付いてるよと、言うと
翔太は荷物を運び始めた
部屋に入ると、部屋の中には
ほとんど家具も無く
必要最低限な物だけが置かれていた
大きなリビングには皮張りの
ソファーが1つ、置かれているだけ
ダイニングテーブルと椅子は有るから
食事には困らないだろう
ベッドは有るだろうか…と
少し心配になる