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とある家族の裏事情
第3章 番外編 〜とある老夫婦の話し〜

そして、週が空けた
月曜日の夜……………


昭一は自分の家の
ドアノブを握って緊張していた



(流石に1週間は、やり過ぎだ……
カレンダーに出張は2週間と書いてある…
きっと、家族も気付いているだろう…)




本当は日曜日の昼頃には帰るつもりで
いたのだが、自分のせいで
足腰の立たなくなった光を介抱していたら
日曜日が終わってしまった…

可愛い若い彼女を放置する事なんて
出来ず、諦めて彼女の家から出社した






意を決して
ドアノブを回して家に入る

ドアを開けるとリビングから
廊下に出た妻と鉢合わせした

「今、帰った」
と言うと、妻は小声で
「見れば、わかります」
と言って部屋に入っていった

怒っているのだろうか…?
妻と、まともな会話等を久しく交わして
ないから妻が何を考えているのか
わからない……


リビングでは
テレビを付けたまま太一が
勉強を、している

リビングに入ってきた父親に
気付くと怠そうに首を上げて
こちらを向き


「…お帰り」


と、無機質に言うと
また、テキストに目を落としてしまった


「………ただいま
何か…変わった事は有ったか…?」


太一は今度はテキストを見たまま


「別に…いつも通り…」




妻と息子との会話は、それだけだった…




昭一は、風呂場で服を脱ぎ

(今までの自分の行いを考えれば
当たり前の事だ…だが……)

と、意気消沈していた


タオルを出そうと風呂場の
棚を開ける
棚の中は2段になっており、
上の段の右側には息子と自分の
整髪料や買い置きの石鹸やらが
無造作に置かれ
左側には妻の
化粧品のボトルが並ぶ

その、化粧品のボトルで隠すように
奥に黒い小さなビニール袋が見える

何故だが無性に気になって
黒いビニール袋を手にとってしまった

「開けてはいけない」と脳が
警鐘を鳴らすが、指が勝手に動いてしまう


黒いビニールの中から出て来たのは
女性の恥部を隠すには、到底足りない
布面積の淫らな下着だった


広げてまじまじと見ると
紐のショーツの真ん中は
パックリと開いていて、
クリトリスに当たるであろう位置に
パールが数個、縫い付けてある





妻は妻で楽しんでいるのか…

そう思うと胸にひっかかって
いたものが少しだけ取れた気がした……
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