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とある家族の裏事情
第3章 番外編 〜とある老夫婦の話し〜

「彼女の、お腹が大きくなる前に
式を挙げて披露宴もする、
慌ただしくなるかもしれないけど
宜しくお願いします」


という、太一の言葉通り
慌ただしい予定で顔合わせを済ませ、
小さなチャペルで親族のみで
結婚式をし、少人数の小ぢんまりとした
披露宴が行われた

「食事を楽しみながら
   ゆっくりしてほしい」

という、舞花さんの希望が
あったそうで、お洒落なペンションを
貸し切っての
ゆったりとした披露宴だった







その日、私と妻は
朝から落ち着かず、ソワソワしていた


「予定日より早く産まれそうだ」


と、連絡が有ったからだ

妻がバタバタと宿泊の準備をしている…


「母さん、まだ産まれると
決まったわけじゃ…」

「決まってからじゃ遅いのよ!
こういうのは何が有っても良いように
準備しておかないと対応できないでしょ!」

と、すごい剣幕で怒られた…

「母は強し」とは、こういう事か………







舞花さんの入院している病院は
妊婦さん達を安心させるためか
可愛い内装の病院だった

太一が玄関で待っててくれて
部屋まで案内してくれる


「この病院、可愛いでしょ?
でも、決め手は美味しいご飯だった」

と、太一が笑いながら話す

「あら、いいわね!
ご飯が美味しいって大事よ〜
あたしの時代なんて普通の病院食だったわ」

と、妻が思い出したように話している


いよいよ部屋の前に着いた……
すごく緊張してきた……·
妻をチラリと覗き見ると妻も
緊張しているようだ……




ドアを開けると舞花さんが

「急で、すみませんでした、
ありがとうございます」と、微笑んでくれた

妻が赤ちゃんを抱っこさせてもらい
私に渡そうとする


「いや、何か有ったら……」

と、ビクビクすると

「大丈夫ですよ、お義父さんも
抱っこしてあげて下さい」

と、舞花さんが促してくれたので
抱かせてもらう……


「翔太ぁ、良かったねぇ
おじいちゃんに抱っこしてもらえて
嬉しいねぇ」
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