この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
ママ活
第4章 愛しのお姉様と姫とママ

 明咲は、佐和子からワンピースを除いた。あでやかで思わせぶりな下着に所感を述べて、肉体を誉めて、彼女がくすぐったがる場所に唇を寄せる。

 畳に脚を投げ出して、水に打ち上げられた魚のようにたわみながら、彼女が明咲を呼ぶ。本名と、偽名の交互で。
 彼女の吐き出す賛辞が白々しく聞こえないのは、美貌ゆえの説得力か。見目麗しい女の言葉は、ずるいほど信頼性が高い。


 ちゅぱ……くちゅ……ぴちょ…………


 尖った乳首に舌をまといつかせるのと同時に、明咲は佐和子のショーツを下ろして、割れ目をなぞった。

 柔らかな肉の重なりから、絶え間なくとろみが這い出ていた。欲望の匂いを連れたそれは明咲の指にまとわりついて、奥へ誘う。


 …──佐和子さんが気持ち良くなってくれるところを見て、感じるのが好き。

 愛おしい人に尽くしたくてたまらなくなるのは、おかしいですか。

 佐和子さんを大切にしたいから、今日は口で愛でさせて欲しいです。


 かつて明咲が彼女に浴びせた無数の言葉は、端から空音でもなかった。少なくとも虚偽で塗り固めた明咲と違って、佐和子のまごころ、容姿、人間性は、ありのままの彼女に備わっていたものだ。


「佐和子さん、ここ弱かったですよね……まだ、我慢しているでしょう?僕しか聴いていないんです。もっと聴かせて……色っぽく感じてくれている声……」


 割れ目の周辺をまさぐって、身体中にキスを散らして、佐和子に休ませる間も与えないで呼び水を施す。

 佐和子は、明咲だけを愛さない。今までも今後とも、それは変わらないだろう。金で快楽を得ているだけ。だが彼女が取引に用いるそれらは、愛より明確な輪郭を持つ。
/189ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ