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ママ活
第4章 愛しのお姉様と姫とママ
「またイきましたよ、よく発情するペットですこと。皆様がた、今で十ですよ。このままお続けになりますか?」
「私達は、もう少し歓談いたしますから……。あ、ティラミス、とても美味しかったです」
「こんなに強い薬は初めて見ました、どちらのお品です?」
「明咲ちゃんほど淫乱な子、低俗なお店でもそう見かけませんわ。薬の効果じゃなかったりして……」
それから、三橋が女将に膣鏡を手渡した。
細い銀のくちばしが、明咲の脚と脚の割れ目に迫って、膣口を開く。ざっと三十人を超える女達の目が、医者や看護師にも見せたことのない一点を注視した。
「あぁッッ!ああっ……」
どこからか、スマートフォンのシャッター音が鳴った。
女達がささめき合うのは性的興奮、そして、何の制約もなくそれを満たせる特権に、陶酔してもいる様子だ。
彼女らの視線が主に下半身を這うのを感じながら、十一回、十二回、十三回──…と、明咲は絶頂にさらわれた。そうした中、つと、数日前に観たDVDが脳裏を掠めた。
あの作中の主演俳優も、今の明咲のように、屈辱と快楽の狭間にいたのだろうか。彼女に好意を寄せるマネージャー、重役、スタッフ、共演者、通りすがりの第三者達は、良心の一切を擲って欲望に従っていた。
いや、同じではない。
あの女優の演じる女には、自由があった。利己的であれ、彼女をとり巻く欲望は、愛に基づいていた。