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ママ活
第4章 愛しのお姉様と姫とママ
一同が解散すると、佐和子らがラウンジへ場所を移した一方で、明咲は霧寺に招かれた。
佐和子の顧客でもある彼女の客室には、三橋らを含む、さっきの賭けの勝者となった稲脇という個人事業主もいた。女達は酒やつまみで二次会を始めながら、代わるがわる明咲の身体をいじり回した。
宴会場を出るために着用した洋服も、またすぐ明咲の肌を離れた。佐和子と同世代くらいと見える霧寺は、溌剌とした美しさを備えていた。女将に飲まされた強い酒で、未だ頭が朦朧としている。霧寺は明咲に口づけて、恋人を気取った風に舌をこじ入れてきた。その表情が婀娜っぽいのは、酩酊が明咲の判断力を低下させているからか。薄目に彼女と視線を絡めて、彼女の指が乳房を這う感覚に、明咲の腰がひくひくたわむ。
「んっ……んんっ……」
霧寺のキスは、優しく甘い。指だけを使ったセックスも、明咲を意図せずときめかせて、満たすような快楽を呼んだ。
ただし、三橋らの介入は、恋人や肉体的友人同士の閨房ならあり得ない。非日常的要素は、じきに彼女の残虐な側面を浮き彫りにして、明咲をその矛先にした。
「私の秘書は刺激が好きでね……。お手当てを弾むと言ったら、肛門にミルクを注射して庭だって一周してくるの。あら、そろそろ戻ってくるわね……彼女にも全裸になってもらうから、明咲ちゃんは、お尻をしっかりお掃除なさい」