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ママ活
第5章 社畜と推し活とママ活
「んんゥッ……んんッ、んんぅっ!……ぁッ──…」
物干しげに亜純を呼ぶりなに、自慰を命じた。
等間隔の街灯が、深夜の公園を明るめている。
躊躇う彼女の耳を舐めて、首筋を啄んで、ささめきながらクリトリスを軽くこする。乳房の先端を口に含んで、唾液で触れる程度の加減で舌に転がす。
くちゅくちゅ。くちゅ、ぴちゅ……
「ふふッ……ァァンッ……ァッやっ……ンンぅッ……」
執拗な刺戟を与える亜純に、りながびくびくとたわむ腰を押しつけてくる。あらゆる幸福に殺されそうな彼女の顔が、背中から反る。
どれだけ身体をいじっても、彼女の窪みは満たさない。ぎりぎりの部分で焦らしながら、亜純は彼女を追いつめるだけだ。
「ハァッ……はァッぁ、あっ!ァ"っ、ん!」
「ここ、じんじんするでしょ。苦しそうだよ、りなちゃん。我慢するのも好きなのかな?」
亜純は、りなのみぞおちから恥丘に指圧を加えた。
尿意に耐える人間でもここまで身悶えしないだろうくらいには、彼女の身体が戦慄している。
「電話じゃ、指、いつも挿れてるじゃん。見てないか見てるかの違いだってば」
「だって、恥ずかし……ンッ、はァッ……」
くちゅ。くちゅくちぬ……
ズブブブブ……っ。……
やはり快楽は絶対的だ、と確信した。
亜純はそれを一度も疑ったことはないが、りなも同じだ。躊躇を打ち捨てた途端、てらてらと光る肉の小路に指を沈めて、性器をかき回している。官能的な野生の匂いが春の草木の青臭さをしのいでいく。
ピチュッ!ぴちょっ、ぬちゃ、くちゅ……
「ぁっあ……ぁっ、気持ちィィ……気持ちっ、良いぃ……っ!!」
びくびくと身体を揺らしたりなの足先が、張りったばかりの弦のように直線になった。
果てた女体にキスして刺戟を続けると、自慰の内に入らないだの、外への愛撫によがっているだの言い訳しながら、りなはまた指を動かし始めた。