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ママ活
第6章 自分を幸せに出来るのはママ?それとも……
「ァぃッ、あん……ァッ……」
ひくんっ、ひくん……と腰を跳ね上げて、佳歩が視線を投げかけてくる。
明咲は、友人の露出した割れ目に指を遊ばせていた。
異物を迎え入れたことはないというが、彼女の性器は敏感で、従順だ。肉襞の重なりから這い出すとろみが、指の滑りを促している。
僅かに尖った小指ほどの突起を撫でると、佳歩から悲鳴に近い声が上がった。閉じかけた脚を押さえつけて、彼女の乳房の重みを支える下部や肋骨、みぞおちにキスを降らせて、明咲は自身の口を衝く淫らな賛美を浴びせる。そうしながら、クリトリスに指の腹にこすりつけると、神経に電流でも受けたかのように反応して、恥じらいをはぐらかしてでもいる風に、彼女は身体を強張らせる。
何のために、どんな未来を期待して、互いに身体を重ねているのか。
どれだけ丹念に愛し合って、気も遠くなるほどの快楽を共有したところで、得られるのはその瞬間だけの絆だ。明日のなれば、いや、数分も経てば、感情などどう変わるか分からない。
明咲は、一秒でも長く、佳歩と友人と呼び合いたかった。佐和子を初めて抱いた時は、彼女に少しでも多くの信頼を得たかった。快楽を例外に何もかも懐疑しながら、そのくせ明咲は、佳歩の友情に縋っている。執拗に愛撫を長引かせて、彼女をうたかたの中に閉じ込めようとしている。