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ママ活
第6章 自分を幸せに出来るのはママ?それとも……
永遠でも貪るようにキスを交わして、空いた片手の指を絡めて、明咲は佳歩の女の匂いにまみれた指を抜くと、彼女から身体の位置をずらした。へその真下を唇で触れて、みぞおちを啄みながら太ももを撫でて、恥丘を覆った縮れ毛を分ける。
ちゅ。チュプ、じゅる……
「ああァッ……」
クリトリスを吸い上げて、今しがた押し開いた潤みの襞に舌を這わすと、待って、と佳歩が悲鳴を上げた。
「い、いやらしい、エッチすぎる、よ……ぁああッッ……」
「お茶もしないでこういうこと始めたんだもん、佳歩で潤うしかないでしょ」
「無理あるっ、て……ッ、ァん!あっ、あっ、ァあ……」
遠くに甘みを含んだ強い酸味は、初夏の花蜜を彷彿とする。花も、こんな味がするのだろうか。深いキスに似た、それでいて唇より熱くねっとりとした肉薔薇をしゃぶって啜って愛撫して、明咲は彼女の新たに這い出すとろみを促す。
蜂蜜のようなソプラノが、気を遣りそうな嬌音になって、頭上に注ぐ。がくがくとシーツを泳ぐ彼女の肢体が、明咲の情欲をそそる。
恋愛感情や快楽における利害一致ではない、それでいて例えようもなく互いを求めて今に一つに溶け合ってもおかしくないのに、ミルクに浸した肉のごとくとろとろにほぐれた佳歩の潤みと同様、明咲達はこの行為をもってしても他のものにはなれない。