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ママ活
第7章 ママ活がガチ恋になるケース
「はァッ……ぁっん!……ァァッ……」
「これじゃ、野生ね。なんて乱れっぷり……明咲のこんな姿、小川さんには想像つくかしら」
「何っで、そこで……」
「あの子、見るからに夢見がちだから。貴女を気に入っているくせに、清らかなお付き合いしか思い描けていない。友達としても、片想いの相手としても」
佐和子の憶測の半分は、はずれだ。
確かに佳歩はママ活だのパパ活だのという言葉を口に出すのは躊躇う類の人間だが、明咲の素顔を知っても尚、友人でい続けている。そればかりか最近は、キスまでねだる。
「私に丸出しにしているそこ、ぐちょぐちょね。もし私が全社員の連絡先をスマホに登録しているとして、実は小川さんにも今日声をかけていたとして、今彼女が入ってきたとして……もう言い訳つかなくなるわね」
「佐和子さんのっ……変態!そんなことあったとしても、私の意思じゃありません!……ァァッ!」
「そうね。だから遠慮しないで想像してみて。あの子に、貴女のそういう本性を見たとしたら……?」
「ァッ……やぁっ、佐和子さん……っ」
「指、止めろとは言ってないけど」
「はぁっ、……」
「イクまで続けろと言ったわよね?」
「もう、いい、です……」
「あの子をおかずに出来ないくらい、あの子が好き?」
好意の有無を問われれば、頷く。
破瓜の相手が別の女と知れた時はあれだけ体罰しておいて、今度は、そうした切り口で追いつめるのか。…………