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ママ活
第1章 社長が昔のママだった──case1.明咲──
「宮田が、貴女を使えば私を騙せると思ったはずよね。辛うじて小柄だから、こうしていると女性みたい」
「そうっ、ですってば……んんゥッ……」
佐和子の脚が、明咲の太ももに割って入った。内股を撫でる彼女の手。とろりとしたものが下着に迫る予感に焦りながら、明咲は彼女の口づけを受けて、離れろとも言えなくなる。
「ん、んん!」
「はぁ、ん、……」
舌を絡めるキスのあと、佐和子は明咲の下半身から脚を抜いた。
「貴女が欲しかった。私のものにしたかった」
「それ、は……告白、していただいているということですか……?」
だとすれば真剣に考えるべきだ。気になる女は他にいるが、この先、彼女は明咲との将来まで考えないだろう。その点、佐和子は、もしかすれば本当に愛してくれているのかも知れない。
淡い期待は、明咲の見当違いに終わった。
佐和子は所有物でも扱う手つきで、明咲の腰や尻を撫でながら、肩に顎を預けてささめく。
「私のものになりなさい。貴女が誠意さえ向けていれば、あの頃くらいの対価は出すわ」
「っ……」
「無理なら、宮田と共謀して私を騙した。二人まとめて訴訟する。こういう詐欺罪って、どれくらい慰謝料が発生するんでしょうね。でもそれだと不憫だし、一千万は、お母様の方に返してもらえば良い?」
「そんな……」