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ママ活
第1章 社長が昔のママだった──case1.明咲──
乳首を離れた佐和子の筆が、背筋を伝って尾てい骨をくすぐり回す。彼女のキスがうなじや肩に注いで、背中を撫でていた筆先が、臀部の割れ目近くへ降りた。
ショーツは、辛うじて膣口だけを隠している。こうした下着をつけてきたのは、佐和子を誘うためではない。彼女がからかい半ばに探りを入れた類の予定も、今日はない。
ただ、彼女のためでなかったとは言え、実際、筆はじかに明咲の尻を愛撫して、脚と脚の間の湿った割れ目付近にまでちょっかいを出す。くすぐりを逃れた丸出しの乳首は、彼女の指がいじっている。
「筆が好きなの?それか、こっち?……鏡、ちゃんと見なさい。繋がれて、こんな風にいじられて、なんて嬉しそうにゆるんだ顔をしているのかしら」
「はぁっ……ゃっ、違っ……」
鏡の中で、佐和子の筆は明咲のあちこちを撫でていた。柔らかな繊維の塊が次はどこを狙うのか、予想がつかない。予想がつかない刺戟に怯えて、期待して、快楽に顔を歪めた明咲が、くねくねと腰をよじらせている。
「もう私を裏切らないと誓える?」
「裏切った、ことなんて……」
パチィィン!
小気味良い音を立てて、佐和子の平手が明咲の頬に衝撃を与えた。
「もしそうなら、この割れ目には指一本挿れるのも初めてということになるわね」
「あの、それは……」
「どこの女に開発されたの?こんな格好で、もうびしょびしょ。私だけを愛していたペットの身体とは思えないわね」
「ァンッ……ぁっっ……」
佐和子の指が、明咲のパンティをくにくにといじる。
なけなしの布も濡れきっているのが分かる。彼女の指が、下着の役目を放棄したそれにとどめを刺すようにして、窪みに押し込もうとしている。