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ママ活
第1章 社長が昔のママだった──case1.明咲──
「ぎゃぅっ!」
昔、母親が明咲の乳首に洗濯ばさみをとりつけて、朝まで放置したことがある。滑り止めが付いていた分、一ミリにも満たない突起が全て肉に刺さって、外したあとも痛みが続いた。止血のための絆創膏が、三日近く、動く度に乳首に過剰な刺戟を与えた。
あの時ほどの痛みはないが、カラフルなクリップが二つの盛り上がりを不恰好に歪めていく光景を見ると、同じ苦痛を思い出す。
ペちょっ……くちゅ、くちゅちゅ…………
綺美果は、明咲を僅かにでも愛していたのだろうか。存在を無視しているわけではないようだったし、高校にまで行かせてくれたが、鬱憤が溜まれば暴力を振るって、挙げ句、負債の返済義務をなすりつけてきた。
「アアッ!」
またクリップが増えた。
「や、いたァ……っ、ゃ……ぁあっ、あん!」
恐怖と快楽がせめぎ合う。
記憶の佐和子は、もっと甘ったるい時間を好んだ。きっと心から嫌がれば、彼女は乳房を歪める全ての責め苦を取り除くだろう。彼女がそうしないのは、明咲が拒みきれないからだ。
クリップが合わせて十に近くなる頃、佐和子がローションを持ち出した。これ以上の円滑剤など必要ないほど潤んだ割れ目に、彼女がそれを塗りたくっていく。