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ママ活
第2章 令和の女子高生のママ活事情──case.2ゆう──





 身体を洗って部屋に戻ると、亜純が明咲を椅子に促した。

 ショッキングピンクに塗装してあるその椅子は、鉄棒との一体型だ。上部のポールと背もたれから、二本の鎖が伸びていた。

 尻より膝の位置が高くなるよう角度のついた座面に腰を下ろすと、アイマスクが明咲の視界を絶った。

 四本ある鎖には、それぞれ拘束具が取りつけてあった。まず頭上にマジックテープの剥がれる音が聞こえて、手首を持ち上げられた明咲は、あっという間に両手ともに吊り上げられた。


「全裸でこんな椅子に繋がれてるのに、息、荒いよ。ぷんぷんメスの匂いがする……」


 …──変態女。


「ふっェ!」


 がりり、と亜純が耳朶に噛みついた。

 身体を揺らした明咲を繋いでいた鎖が、ちゃりんと金属音を立てた。

 亜純が、明咲の身体のあちこちを撫でたりつねったりし出す。乳首に吸いついて、口内で舌先に転がしたり、吸い上げたり、陰部を覆った縮れ毛を指でいじったり、彼女の愛撫は無遠慮で、優しい。ほとんどがそよ風くらいの力加減だが、視界が遮断されていると、それらを電流のように感じるほどには過敏になる。


 ちゅぱ……くちゅくちゅ……


 おそらく乳首が唾液まみれになるまで舐め回した亜純は、明咲の太ももを押し広げた。そこに巻きつく合皮ベルト。マジックテープが再び閉じると、拘束具は明咲を開脚させた格好に固定した。
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