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ママ活
第2章 令和の女子高生のママ活事情──case.2ゆう──



「お姉ちゃんに協力させてまでこんないやらしいことしに来るなんて、悪いお姫様」

「こんな、つもり、じゃ……」

「ゆうちゃんは、ピアスが好きなの?」

「っ、……」


 亜純の片手が、ゆうの耳を包み込んで、撫で上げた。

 普段はつけていることも忘れるほどの、左右合わせて二十近くあるピアスの針が、にわかに電流を受けたようになった。


「痛いの、……ゆうちゃんも、好きなのかなぁ?」


 甘く低いささめきが、ゆうから否定の意思を奪った。





 バスタオルだけを巻いていたゆうは、亜純の指一本で、全裸になった。

 すぐ傍らの窓の向こうに広がる街は、何も変わらず機能している。


 ゆうは、冷えたガラス窓に手をついた。後方から亜純が抱くようにして、ゆうの乳房を愛撫し出した。食事を控えて運動しても、成長するばかりの肉の塊。その傾斜に、彼女が指の腹を往来させるだけで、中心の頂は皺を刻んで、ひとりでに突き出す。


「エロい身体……犯せって、全身で誘ってるみたいだよ、ゆうちゃん」

「ハッァ……ぁっ……ァンッ……」

「排気ガスでいっぱいだろうに、こうして見ると綺麗な眺め……こういうことしているのがもしどこかから見えてたら、絶景だと思わない?」


 亜純の指の腹の間に挟まれていたゆうの乳首がするりと抜けると、彼女はうなじに口づけて、乳房を掴んだ。窓の外に見せつける手つきで揺らして、尾てい骨へ愛撫を移した。その手がゆうの臀部を撫でて、裏ももや内股にちょっかいをかける。


「っ、はぁ……」


 亜純の胸が背中に押しつけられてきた。より密度を増した二人の身体、前方のゆうは窓に乳房をすりつけた。
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