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ママ活
第3章 快楽かお手当かママか──case.3亜純──

甚だぎこちなく歩く明咲に合わせて、ようやっと亜純は横断歩道に踏み出した。
「乳首、浮いてるよ」
「嘘っ?!」
「冗談」
脱がせたのは、ショーツだけではない。今日の彼女のカットソーと同じくらい、夢見がちなホワイトドットのピンクサテンのブラジャーも、今は持ち主の肌を離れて、亜純のバッグの中にある。週末の高校生の半分ほどしかない乳房の肉を、寄せて集めて三本のロープで強調させた上体は、今頃カットソーのすぐ真下で、頂を尖らせているだろう。それを確かめるには、胸元の同布リボンが邪魔だ。
「あまり息荒くしてたら、変態に見られるよ」
「こすれるっ、んだもん……!」
「え?」
「ひゃぁぅっ!」
そこで一旦、ローターを止めた。
商店街の外れに入ると、辺りは急に静かになった。
閉店間際の書店やコンビニエンスストアがあるくらいで、一気に人の流れも落ち着く。案の定、亜純が再びスイッチを入れると、ローターの振動音がはっきり聞こえた。

