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ママ活
第3章 快楽かお手当かママか──case.3亜純──

「佐和子さんは、撫でられるのと殴られるの、どっちが好き?」
「えぇ?」
炭酸水を飲み干して、亜純は佐和子の片手をとった。
きららかなツヤを刷いた甲をなぞって、たわわな実りに視線を這わせる。秋先のブラウスが肌を隙なく覆っていても、呼吸に合わせて前後する、二つの盛り上がりは分かる。
「札束は用意出来ないけど、実際どっちが好みかは、試せるよ」
膝へ愛撫を移しても、佐和子は目を見開いただけだ。特定のパーツを華やがせるための化粧も不要な彼女の顔は、たゆたいもしないで亜純に向いて、微かな期待を覗かせている。
亜純は、佐和子の膝の上の手のひらを動かす。内股の割れ目を撫でさすると、彼女が息をこらえて力んだ。
「亜純、さ──…」
「キスして。佐和子さん」
佐和子の返事を待つより先に、亜純は彼女の唇を塞いだ。
「ん……んっ……」
ロングパンツのすぐ真下の太ももを想像しながら、亜純は佐和子の脚を執拗に撫でて、触れた唇の表皮を啄む。指と指の隙間を埋めて、彼女の片手をいじり回す。
唇を上下に開いて舌を差し入れると、彼女のそれも、亜純に絡みついてきた。
「佐和子さん、ひくひくしてるよ……」
「いやらしいとこ、亜純さんっ……が、触るからァっ」
ぴちゃぴちゃ。ちゅぱ。ちゅる。…………
二つの肉厚の生き物が、唾液をすりつけ合っている。
佐和子はもの欲しげに内股をすり合わせながら、時折、ひくんと腰を撓らせる。特に恥じらう様子も見せず、亜純の片手を握り返していた。

