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ママ活
第1章 社長が昔のママだった──case1.明咲──
「ああ、オレ、たまにこういう言い方するから慣れて。つまり性癖。女の子には優しくするよ」
「……このこと、誰にも言わないで下さいね」
「従業員のプライバシーは、厳守さ。明咲ちゃんは借金を返す、オレは儲ける。それ以外のことはしない」
スーツを脱いだ宮田は、おおむね想像していた通りだ。男にしては、細身で小柄。タオルを巻いた明咲に眉を顰めた彼は、そのくせ自分も腰周りを隠したために、男としての部位がどれだけのものかは確認出来ない。
明咲の母親の客人達の中には、浴室で耐えきれなくなって、待てず彼女をそこで貫いた男もいた。二人目は産まない、と日常繰り返していた母親も、男がそこまで追いつめられれば、避妊具を求めて裸体で風呂場を飛び出すこともしなかった。
こうして身体を洗ってやれば指名客が増やせるだの、こうした台詞を吐いてやれば客が気分を良くするだの、宮田は浴室でのうんちくを説いて明咲に実践させながら、唇だけは触れ合わせようとしない。それでいて、後方から明咲に密着して、豊胸した方が人気が出るだのけなしながら耳の周りを舐める彼の身体の中心は、臀部の割れ目をこじ開けてくるのではないかと思えるほどには硬化していた。
明咲の身体に張りつくタオルに、勃ったペニスをすりつける宮田。雄の匂いが、石鹸のそれを打ち消していく。