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ママ活
第4章 愛しのお姉様と姫とママ


 件の女優は、作中でも演者の役どころだ。

 都内の某所では、ある映画の打ち上げが行われていた。ヒロイン役の彼女を始め、重役、スタッフ、出演者らは全て女で、参席者全員が、彼女に好意を寄せている。

 酒や料理を無礼講で楽しむ一同。発端はマネージャーで、酔った振りをして彼女の胸や腰を撫でて、スカートをまくり始めた。マネージャーの悪戯は度を増して、いよいよなごやかな宴席に、場違いな甘い声が上がる。

 それからの個室は、無法地帯だ。
 堰が切れたようにして、女達は彼女にキスして触り回して、洋服も下着も剥ぎ取った。


『ァッ……んんー!……ンッ、ぁっ、ぁっァッ……』


 肌と肌とがこすれ合う音、欲情した女の吐息。…………

 スクリーンは、瞬く間に肌色が大部分を占めた。

 複数の女達が、長テーブルに仰向けにされた主役の女優の腕や脚を押さえつけている。マネージャーが彼女の顔に跨って、脚と脚の間の割れ目をしゃぶらせている。彼女と同じ出演者役の女優は、彼女の性器を指でこすって、しめやかな音色を立てている。乳房を愛撫する女、肌に舌を這わせる女、傍らで撮影する女──…食事を続けている顔触れも、大半が内股をすり合わせて野次を飛ばしていた。

 女達が持ち場を交替しながら、あらゆる性技でヒロインを辱めていく途中、隣の個室の客や店の従業員が参入した。

 料理長を名乗る女が、ヒロインのクリトリスをピンセットでいじくりながら、スターフルーツで彼女を犯して、愛液まみれになったそれを調理するために退室した時、亜純がモニターにリモコンを向けて、スキップ操作をした。
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