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ママ活
第4章 愛しのお姉様と姫とママ
「休み挟まないでの五時間は、したことないな……」
「んんっ、ふぁ?」
「試さない?」
ペチョッ、ぴちゅ、くちゅ、ずぶぶ……
「ンンゥッ……ぁっ……」
さっきのセックスで満足したはずだった。しかし亜純の指が潤みを貫いた瞬間、真新しい欲望を自覚した。
明咲は彼女にキスをねだって、気持ち良い、もっと、と腰を浮かせる。
それから三時間近く、明咲達はDVDに則った。
まるきり模倣するのは不可能にしても、唇を重ねて唾液を行き来させて、肉体を一つにしているだけで、思いがけず時間の経過を忘れる。喘ぎ疲れて、恍惚として、天にも昇った心地の最中、明咲は意識を手放した。昼間のオフィスで書類を整理している夢から覚めると、深夜の無音の闇にいた。
スマートフォンの画面を叩く。日付が変わったあとだった。
目が慣れてきて、真横で寝息を立てている女を見下ろす。端麗な顔がこうも安らかなのは、明日が日曜だからだろう。
部屋を見回すと、テーブルに何か乗っていた。
春雨入りのカップスープと、手書きのメモだ。目が覚めたら夕飯やシャワーは好きにしてくれて構わない、という文面は、明咲が彼女を起こすだろうかと懸念することを予測していたと見える。