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処女なのにアダルトショップでバイトさせられるお話
第3章 初めてのディルド
大学の講義を一通り受けてそのままバイトに向かう。

新宿で降りて繁華街の裏通り。雑居ビルにバイト先がある。



「この間はすみませんでした。」

所長に深々と頭を下げる。

「いやいやいや!俺が一方的に悪いんだから。」

「初めてのこととはいえ大騒ぎしすぎました。」

「ごめんねちーちゃん。」

「ワザとじゃないですもんね。せ、生理現象みたいなものですよね?」

「う……うん。まあそう…かな?」

「あれは事故だと思って忘れます。」

「この子えー子やー石井くん。」

「本当なら訴えられてもおかしくないですよ。所長。」

「だなー。」

「これに懲りずにバイト続けてくれる?」

「はい。」

「本当に?よかった!」

「しかもこの支所が無くなったら石井さんのご病気のお母様が悲しみますし。」

「え?私の母ピンピンして今頃公民館でフラダンス踊ってるけど?」

「え?亡くなったお父様は?」

「は?父は今朝から高尾山に登山に行ってるけど?」

「え?」

「え?」

「あははははは。」

「「あははははは。」」

「「「あははははは。」」」

3人で笑うしかなかった。
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