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処女なのにアダルトショップでバイトさせられるお話
第5章 初めての見ヌかれ
大学を出ると新宿へ向かう。

「お疲れ様でーす。」

「よお、ちーちゃんお疲れー。昨日はどうだった?」

所長に昨日の高田馬場店での話をした。

「初出張が“大”ですよ?大!もう驚いちゃって泣きそうでした。」

「あはは…それは大変だったね。」

「所長の“小”で練習してたから戸惑っちゃって、なにせ2ランクアップですからね。ビビりましたよー。」

「とほほ‥…」

「ちーちゃん、その辺で勘弁してあげて。所長がしょんぼりしているわ。」

石井さんは作業台で何か図面をひいていた。

「なんの図面ですか?」

「電動キットよ。」

「電動キット?」

「そう、ディルドに電池とモーターを搭載してバイブレーターにするキットよ。」

「ば!バイブレーター!」

「ちーちゃん所長ディルドはもう試した?」

「えっ?!…試しましたが膣(なか)には入りませんでした‥…」

「所長!ちーちゃん所長のも入らないってー!」

「ちょ!石井さん!しーー!」

「確かに処女がいきなりディルドって話しも聞かないけどね。」

「自分だと痛くて無理ですよ‥…」

「そっかー、それじゃあ電動キットを試すなんて程遠いわね。」

「すみません‥…」

「そうだちーちゃん、来週からの出勤なんだけどアダルトマスター高田馬場店にヘルプで入ってほしいの。」

「えっ?ヘルプといいますと?」

「店員のバイトが辞めたらしくてね、次のバイトが決まるまで入ってほしいのよ。」

「私店員なんてやったことないですけど……」

「男の人とコミュニケーションとる練習したいって言ってなかった?絶好のチャンスよ!あの店の客は99.9%男性よ!」

「はあ……」

石井さんの話によるとオリジナルディルドの発注もそこそこ増えてきているらしく、店員をやりながら型取りの仕事もしてねとのことだった。
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