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処女なのにアダルトショップでバイトさせられるお話
第6章 初めてのドアノック
「お荷物でーす。」

宅配便が届いた。

「ご苦労様ー。」

店長がサインし差出人を確認する。

「ああ、先日ちーちゃんが型を取ったオリジナルディルドが完成したみたいだよ。検品とお客さんに受け取りの連絡よろしく。」

「ええっ!」

(あの人苦手なんだよなぁ……)

先日型を取った男性に電話連絡をした。

「あ、アダルトマスター高田馬場店です。ご、ご注文のお品物が出来上がりましたのでお時間あるときにでもお受け取りにいらしてください。」

『このあいだのおねえさんですよね?』

「え?は、はあ…」

『今日何時までいます?』

「えっ?このあと上がりになりますけど…」

『あ、そう残念。じゃあ次はいついます?』

「えと、金曜日ですけど、で…でも私じゃなくても別の者がお渡しできますので…」

『じゃあ金曜日に取りに行きますね。うふふ…』

「わ、わかりました。」

電話を切った。

(はぁ……なんで私って嘘つけないんだろ……)

一応荷物を開いて品物をチェックする。

(うわぁ……)

私の少ない男性器見聞録では間違いようがない。まさにあのお客さんのディルドだった。往年の特撮ソフビ職人によりリアルに彩色されてホンモノさながら。ついマジマジと眺めてしまった。

(しかし大きいなぁ……まさかこんなのがアソコに……)
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