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処女なのにアダルトショップでバイトさせられるお話
第8章 初めての固い感触
時計を見るともう24時を回っていた。閉店までのシフトだったから遅くなってしまった。

「お風呂入ろ。」

バイト服からパジャマに着替える。クローゼットの中はさっき確かめたので優樹がそこに潜んでいることはない。

階下に降りるために廊下に出ると、優樹の部屋のドアは閉まっており、静まり返った家は家族みんな寝ているようだった。


脱衣場でパジャマを脱いでブラとショーツを洗濯機に入れる。

お風呂に入ってバスタブで温まると少しウトウトしてしまったようだった。
急いで髪と身体を洗ってあがる。


(あ、下着をネットに入れるの忘れてた)

お母さんに下着は洗濯ネットに入れるように言われているのにいつも忘れてしまう。

(あれ?……ない)

洗濯機の中には私の下着が上下共に消えていた。

(もしや優樹……?)


髪を乾かして二階に上がると変わらず優樹の部屋は閉まっていた。

(うーん……)

今すぐ飛び込んで下着を取り返したかったけど、今絶賛“アレ”をしている最中かもしれないし、むしろ下着で満足してくれれば夜中に忍び込まれる恐れもなくなるかなと思った。

(下着は生け贄として諦めよう…)

顔を合わすとまた何を要求されるかわかったものじゃないのでとりあえず今夜は諦めることにした。

「すごく疲れた……寝よ。」
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