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処女なのにアダルトショップでバイトさせられるお話
第8章 初めての固い感触
翌日の講義も10時からだったので、目が覚めた頃には優樹は既に学校に行っていた。

「お母さんおはよー。」

「おはよう智晶。……そうだ、あんた下着は洗濯ネットに入れなさいって何度言わせるのよ。痛むわよ?あんたの高いんでしょ?」

「あ、…うん。ごめん」

(優樹のヤツ、一応“使ったら”戻したんだ)



大学で講義を一つ終えて昼休みにパンを買って美術準備室に行く。

「こんにちはー。」

「やあ、藤原くん。どうかしたかい?」

「昼食食べにきましたー。」

「いやいや、ここは食堂ではないのだけど。」

「だってー、ここにくると淹れたてコーヒーが無料なんですもーん。」

「ははは…やれやれ。」

今日は人物画の臨時講師の先生が来る日なのは知ってた。この人はなんか落ち着く。

先生がコーヒーを淹れてテーブルに置いてくれた。

「あーいい香り。先生の分のパンも買ってきましたよ。」

「ああ、ありがとう。いくらだい?」

「いいですよ。いつものコーヒーのお礼。」

「ありがとう。」

「うふふ。駅前のパン屋さん、おいしーですよー」

「そうだ、では私からもお礼に……」

そういうと先生はスケッチブックを持って私を見ながら鉛筆を走らせる。

「え?先生?私を描いてるんですか?」

「そう、藤原くんがあまりにも美味しそうに食べてるからね。」

「えー!もーやだーあはははは!」

描いたスケッチを見せてもらった。

「うわっ!上手っ!プロみたい!」

「あの一応プロだと思うのだけど……」

数分で描いたスケッチが私そのものだった。

「それ差し上げますよ。」

「嬉しい!ありがとうございます。」
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