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ふたりの娘
第2章 義娘の戯れ
2時間近く車を走らせ、私たちはホテルに着きました。いつの間にか結衣子は眠っており、ホテルに着いたことも気付かず熟睡しています。

「ユイちゃん、着いたよ」
大きな口を開けて眠っていた結衣子が、パッと目を覚ましました。そして口の端から垂れたよだれを慌てて腕で拭いていました。私はその姿に思わず笑ってしまいました。

「やばっ、爆睡してた!」
「よだれ垂れてたよw」
「ばれてた?」
少しだけバツの悪そうな顔で私を見ると、次の瞬間に結衣子はホテルに着いたことに気付きました。そして目を輝かせると一瞬で車から降りました。

「お父さん!早く行こっ!」
そして後ろのドアを開け、結衣子はバッグと自分の小さなトランクだけでなく、私のトランクまで抱えホテルに走って行きました。そんな無邪気な姿を見ながら、私も結衣子の後を追いました。

「ヒュー、やったねお父さん!」
「うん、すごいな!」
「海、めっちゃキレイ!」
チェックインした部屋はオーシャンビューでベランダまでありました。そしてバスルームにはバスローブまであります。罪滅ぼしかもしれませんが、妻は娘と私に高価な旅をプレゼントしてくれました。

「ユイちゃん、ご飯は?」
「うん、お菓子でお腹いっぱい!お父さんは?」
「もうさあ…だから言ったじゃん」
私が呆れて話すと、結衣子は悪びれず舌を出しました。

「夕ご飯、バイキングだよね」
「うん、そうみたいだね」
「じゃあ、早めに行ってたくさん食べよう!」
結衣子はバッグからお菓子をいくつか取り出すと、私に差し出しました。

「お腹減ってたら、食べていいよ!」
そう言って私にお菓子を持たせると、結衣子はトランクを開けました。

「さあ、海に行くよ」
Tシャツを脱ぎ、ミニスカートを下ろすと結衣子は下着姿になりました。私は思わず目を逸らしました。しかし結衣子は気にすることなく水着を手に取りました。

「おっと、お父さんにはまだ見せないよ!」
あっけにとられる私を尻目に、結衣子は水着とパーカーを持つとバスルームに入りました。
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