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プレイボーイの憂鬱
第4章 決着
「千明に捨てられてから、女を信じられなくなったんだけど?」
「捨てたって・・・」
「捨てたんじゃん?」
言い訳をする千明が可笑しくて、何のために言い訳したいのか。
「捨てたんだよ。千明は。俺を」
「・・・・」
「何も言わずにいなくなるって捨てたのと同じ」
「怖かったから」
「怖いって何?自分のことだけ?俺の気持ちはどうでもいいんだ?」
何をどういってももう過去の話。
「俺さ。手当たり次第、女と寝たんだよ。
女なんか同じだって自分に言い聞かせるためにね」
「・・・・・」
「同じだったよ。女なんて。みんな俺の見てくれしか見てない」
「・・・・・」
「千明と一緒」
「ちがっ・・」
「違わないだろ?千明も日本の高校時代の思い出に
アクセサリーとして俺が欲しかっただけだろ?」
「ちがぅっ」
「千明。何をどう言っても3年前の事実は変えられない。
俺さ。やっと好きな子ができたんだよ」
さっき千明を引き剥がすときに見つけた
電柱に隠れてる加奈。
「このピアスは俺自身の牽制。
女の本性を忘れるな。ってね」
「潤・・・」
「捨てたって・・・」
「捨てたんじゃん?」
言い訳をする千明が可笑しくて、何のために言い訳したいのか。
「捨てたんだよ。千明は。俺を」
「・・・・」
「何も言わずにいなくなるって捨てたのと同じ」
「怖かったから」
「怖いって何?自分のことだけ?俺の気持ちはどうでもいいんだ?」
何をどういってももう過去の話。
「俺さ。手当たり次第、女と寝たんだよ。
女なんか同じだって自分に言い聞かせるためにね」
「・・・・・」
「同じだったよ。女なんて。みんな俺の見てくれしか見てない」
「・・・・・」
「千明と一緒」
「ちがっ・・」
「違わないだろ?千明も日本の高校時代の思い出に
アクセサリーとして俺が欲しかっただけだろ?」
「ちがぅっ」
「千明。何をどう言っても3年前の事実は変えられない。
俺さ。やっと好きな子ができたんだよ」
さっき千明を引き剥がすときに見つけた
電柱に隠れてる加奈。
「このピアスは俺自身の牽制。
女の本性を忘れるな。ってね」
「潤・・・」