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ある主婦のクリスマスイブ…
第1章 クリスマスイブは日曜日…
3
パート先のファミレスの制服は、白いブラウス、黒のひざ丈スカート、そしてナチュラルストッキングが義務付けられている…
そして世の男性共は、こんなオーソドックスなスタイルが逆に新鮮で、オス心を刺激するのか?…
仕事中はいつも男性客、つまりは平日昼間の主な客層であるサラリーマン男性客達の熱い視線を意識するくらいに感じていた。
たまにストッキングが伝線したりするのだが、忙しくて穿き代える暇がなく、そのままでいると…
より熱い、男性客達の熱いオス心の視線を、確実に感じるのだ。
そこで初めてストッキングフェチという言葉を同僚の主婦から教えてもらった…
「ええ、そうなんだぁ…」
と、わたしが呟くと…
「そうよぉ、意外と多いのよ、あ、ウチの旦那もそうだしね」
「へぇ、そうなんだぁ…」
ウチの旦那は?…
いや、論外であったのだ。
「ウチのはぁ…
なんかフェチなんてあるのかなぁ?」
「え、いやぁ、なんかしらはあるんじゃないのぉ…
下着フェチとか…
おっぱいフェチとかさぁ…」
「うーん、あったかなぁ?」
そもそもが旦那には興味が無い…
いや、もう結婚して約10年…
既に興味が無くなったというのが正解であった。
そして夫婦生活も最近は月イチあるかないか…
いや、今は一緒にも寝ていなかった。
わたしは5歳になる一人娘と二人でベッドで寝ており、旦那は床に布団を敷いて寝ていたのだ。
かろうじて、ギリギリ一つの部屋で寝ているというだけ…
そしてわたしの名前は…
子供が産まれてからは…
ママ…だ。
『なぁママ…』
『ねぇママ…』
『おい、ママ…』
そう、あれから5年、名前はママになっていた…
わたしは『ママ』じゃない…
そして旦那は『パパ』…
彼の名前は…
忘れた…
「ねえ、悠里さん、ゆりさんて云うんですね…
てっきり『ゆうり』さんだと思ってました…」
そんな時、あの大学生アルバイトの祐輔くんの言葉が心の隙間に入ってきた…
いや、隙間を埋めてくれたのだ。
パート先のファミレスの制服は、白いブラウス、黒のひざ丈スカート、そしてナチュラルストッキングが義務付けられている…
そして世の男性共は、こんなオーソドックスなスタイルが逆に新鮮で、オス心を刺激するのか?…
仕事中はいつも男性客、つまりは平日昼間の主な客層であるサラリーマン男性客達の熱い視線を意識するくらいに感じていた。
たまにストッキングが伝線したりするのだが、忙しくて穿き代える暇がなく、そのままでいると…
より熱い、男性客達の熱いオス心の視線を、確実に感じるのだ。
そこで初めてストッキングフェチという言葉を同僚の主婦から教えてもらった…
「ええ、そうなんだぁ…」
と、わたしが呟くと…
「そうよぉ、意外と多いのよ、あ、ウチの旦那もそうだしね」
「へぇ、そうなんだぁ…」
ウチの旦那は?…
いや、論外であったのだ。
「ウチのはぁ…
なんかフェチなんてあるのかなぁ?」
「え、いやぁ、なんかしらはあるんじゃないのぉ…
下着フェチとか…
おっぱいフェチとかさぁ…」
「うーん、あったかなぁ?」
そもそもが旦那には興味が無い…
いや、もう結婚して約10年…
既に興味が無くなったというのが正解であった。
そして夫婦生活も最近は月イチあるかないか…
いや、今は一緒にも寝ていなかった。
わたしは5歳になる一人娘と二人でベッドで寝ており、旦那は床に布団を敷いて寝ていたのだ。
かろうじて、ギリギリ一つの部屋で寝ているというだけ…
そしてわたしの名前は…
子供が産まれてからは…
ママ…だ。
『なぁママ…』
『ねぇママ…』
『おい、ママ…』
そう、あれから5年、名前はママになっていた…
わたしは『ママ』じゃない…
そして旦那は『パパ』…
彼の名前は…
忘れた…
「ねえ、悠里さん、ゆりさんて云うんですね…
てっきり『ゆうり』さんだと思ってました…」
そんな時、あの大学生アルバイトの祐輔くんの言葉が心の隙間に入ってきた…
いや、隙間を埋めてくれたのだ。