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続 ある主婦のクリスマスイブ…
第1章 日曜日はクリスマスイブ…
 8

「ばかねぇ、何を言ってるのよぉ…
 キミとは16歳も違うのよ…
 気持ちは嬉しいけど、無理よ」

「あ、いや、そんな…」

「キミは今は良いかもしれないけどさぁ…
 わたしは…」

 イヤよ…

「え、そ、そんな」

「あ、うん、違うわよ、キミの事は…
 祐輔くんの事は大好きよ…
 でもね、セフレで十分かなぁ」

「え、セフレで?」

「うん、セフレでいいの…」
 凄く幸せの時間であった。

 彼の、祐輔くんの愛を十分に感じられた時間でもある…

「ありがとうね、すごく嬉しいわ」
 そしてわたしはカラダを起こして、彼に抱き付き、キスをする。

「もしよ、もしもよ…」

「あ、はい…」 

「できちゃったらさぁ、男の子がいいかなぁ」

「え…」

「それで祐輔って名前にしてさぁ」

「まじっすか?」

「うん…まじっす…」

「あちゃぁ…
 でも、それでもいいかなぁ…」

 よかった…

 一瞬、引かれちゃうと思ったのだが、引かれなかった。

「ありがとうね、でもね、わたしだってキミが大好きよ…
 だけど、今だけ、今が…」

 今が一番いい時間なのよ…

「…………」

 すると彼は、少しわたしをジッと見つめ…

「うん、そうっすよね」
 そう呟いた。

 そう、彼は聡明な男の子なのだ…

 わたしの想いをちゃんと理解してくれていたのだ…

 だから…

「うん、だから大好きよ」
 わたしは再び抱き付いていく。

「あ、あのぉ…」

「えっ?」

「もう一つお願いが…」

 楽しい時間は…

 愉しいクリスマスイブの二人の時間は…

 まだまだ続く…




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