この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ある女課長のクリスマスイブ…
第1章 クリスマスイブは日曜日…
4
「明日もあるしぃ、お酒は止めておこうかな」
「え、悠里課長って結構イケるんでしたっけ?」
「ううん、好きだけど強くはないかなぁ…
あ、キミは?」
「同じっす、大して強くないっす…
でも、こんなアレっすけど、課長とこうしてメシ食えるなんて…」
嬉しいっす…
と、祐輔くんは言ってきた。
「こら、こらぁ…」
「あ、すいませんっす…」
だが、わたしは満更でもなかった。
やはり、わたしにしても、いくらこの状況で、そして相手が一回りも年下の若い部下とはいえ…
男とこの時間に二人で食事をするなんて、久しぶり、いや、約二年以上振りなのであるから。
否が応でも少しだけ心が昂ぶる…
だけどまだ仕事の終わりの先が、あまり見えない状況であった。
「さっ、今夜のところはサッと食べて帰りましょう…
祝杯は、無事終わってからよ」
そしてわたし達は急ぎ食事をし、タクシーを拾う。
「方向が一緒だから…」
と、同乗する。
「運転手さん、まずは井の頭線の永福町駅まで…」
そう告げる。
「ふぁぁ、なんだか眠いわぁ………」
と、わたしはふと、眠りに落ちてしまった。
「…………」
ガタッ…
タクシーの揺れに意識を戻したのだが…
あっ…
膝の上に置いたわたしの手に…
彼の、祐輔くんの手が重なっていた…
だが、なんとなく、寝たフリをしてしまう…
ドキドキドキドキ…
だって、その彼の手が…
物凄く熱く…
そして、汗ばんでいたから…
「明日もあるしぃ、お酒は止めておこうかな」
「え、悠里課長って結構イケるんでしたっけ?」
「ううん、好きだけど強くはないかなぁ…
あ、キミは?」
「同じっす、大して強くないっす…
でも、こんなアレっすけど、課長とこうしてメシ食えるなんて…」
嬉しいっす…
と、祐輔くんは言ってきた。
「こら、こらぁ…」
「あ、すいませんっす…」
だが、わたしは満更でもなかった。
やはり、わたしにしても、いくらこの状況で、そして相手が一回りも年下の若い部下とはいえ…
男とこの時間に二人で食事をするなんて、久しぶり、いや、約二年以上振りなのであるから。
否が応でも少しだけ心が昂ぶる…
だけどまだ仕事の終わりの先が、あまり見えない状況であった。
「さっ、今夜のところはサッと食べて帰りましょう…
祝杯は、無事終わってからよ」
そしてわたし達は急ぎ食事をし、タクシーを拾う。
「方向が一緒だから…」
と、同乗する。
「運転手さん、まずは井の頭線の永福町駅まで…」
そう告げる。
「ふぁぁ、なんだか眠いわぁ………」
と、わたしはふと、眠りに落ちてしまった。
「…………」
ガタッ…
タクシーの揺れに意識を戻したのだが…
あっ…
膝の上に置いたわたしの手に…
彼の、祐輔くんの手が重なっていた…
だが、なんとなく、寝たフリをしてしまう…
ドキドキドキドキ…
だって、その彼の手が…
物凄く熱く…
そして、汗ばんでいたから…