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無能淫魔とサディスト男
第6章 喋る道具と残酷無慈悲なご主人様達(R18・R18G)

「....実は私の家で雇っていたメイドが壊れたんです。丁度1時間程前に。まあそのメイドも、元淫魔でこういった奴隷市場で購入したんですがね、よく働いてくれました。」
「...つまり急遽、クルーエル様自らが新しいメイドをお探しに来たという事ですか?」
「ええ、そうです。残念ながら、不良品しか置いてないみたいですね。まあこの時間帯では良質な商品は殆ど売り切れていると予想はしてましたので、さほどショックでは有りませんけど。」
「....ご希望の商品を提供出来ず、大変申し訳ございません...。」
「貴方が謝罪する事ではないでしょう?悪いのはそこの粗悪品と、ソレを商品として売るよう押し付けてきたザックレーですから。」
「ア、アハハハ...お気遣いすみません、クルーエル様...。仰る通り、確かに商品としては出来損ないかもしれませんが、まだ1日目ですからね(笑)個人的に彼女を何の役にも立たないと決めつけるのは早計かと思っております。明日も店頭に並べる予定です。」
そう返答するファンピーは、愛想笑いを浮かべながら、無駄が嫌いなクルーエルはまもなくお帰りになられるだろうと予想していた。
「....なるほど、そうですか…」
「...は、はい...。ですので、優秀なメイドをお探しでしたら、明日別な奴隷市場に「羊毛筆はございますか?」
「え?よ、羊毛筆?」
「そこの性奴隷の感度を確認したいのです。
私、潔癖気味ですので、出来れば新品の物をお借りしたいのですが、予備はございますか?」
「あぁ!はい!かしこまりました!ただいま持って参りますのでお待ち下さい。」
話を遮って、何の脈絡も無く羊毛筆は無いのかと尋ねてきたクルーエルの目的が一瞬分からなかったファンピーだったが、ロゼッタの感度確認の為だと理解すると、すぐさま新品の羊毛筆2本を手に持ち、戻ってきたのである。

