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無能淫魔とサディスト男
第6章 喋る道具と残酷無慈悲なご主人様達(R18・R18G)



「クルーエル様、どうぞ。」


何故急にロゼッタに興味を?と内心思いながら、ファンピーは黒の革手袋をはめたクルーエルに手渡した。


「ロゼッタ。」


商品説明書にたった一度目を通しただけで、記憶してしまった彼女の名前を、クルーエルは端的かつ冷徹な声で言い放った。
その瞬間、本能的な恐怖を感じたロゼッタは、ガタガタと小刻みに震え始めてしまったのだった。
当然、その震えが綺麗にM字開脚された両足にも伝わっていってしまう。


「....この奴隷の両足を拘束出来る物が有れば持ってきて頂けませんか?突然みっともなく震え出してしまったので。」


嘲笑混じりのクルーエルの声に、ファンピーはすぐさまロープとハサミを用意する。


「ああ、ファンピー。そのまま私に渡してもらって結構ですよ。」


「いえいえ、クルーエル様にお手間を取らせるわけにはいきません。私が代わりに行いますよ。」


「面倒な作業も時として、快感に感じる事があるのです。貴方も経験した事はあるでしょう?」

歯を見せて笑うクルーエルは、そうファンピーに同感を求めた。
人間社会であるならば、その行為は言葉通りに受け取っていい筈だが、ここは魑魅魍魎が跳梁跋扈し、弱者が強者に絶対服従しなければならない魔界である。
道徳観や倫理観が存在しない代わりに、上級悪魔や中級悪魔にとって都合の良いルールが存在し、厳しい上下関係が有るだけだ。
先程説明した通り、クルーエルは中級悪魔であるが、ファンピーは下級悪魔だ。
下位の者は基本上位の命令に逆らえない。
つまりこの場合は、同感をしろというクルーエルの圧が掛かっており、“早く渡せ”と催促をしているのである。

言葉の裏を読み取ったファンピーは頷くと、クルーエルにハサミとロープを手渡した。
それらを彼は受け取ると、慣れた手つきでロゼッタの両足をロープで縛っていく。
太ももの付け根と足首、膝の関節部分の2箇所をロープで固定してしまう。
作業を終えたクルーエルは、ロゼッタの目の前に膝を折ってしゃがみ込むと、羊毛筆を手にしたのだった。


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