この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
無能淫魔とサディスト男
第6章 喋る道具と残酷無慈悲なご主人様達(R18・R18G)



「あ...短期ご利用の場合でしたら、お値下げする事も可能ですが、値引き致しましょうか?」


「流石ですね、ファンピー。いくらまで可能ですか?」


「上限は1万まで可能となっております。すみません、売り上げの3割は、上級悪魔様にお納めする決まりとなっておりますので、これ以上はご容赦下さいませ。」


「ああ、恐らく七大悪魔の1人、淫魔の王にして色欲を司るアスモデウス様でしょう。存じております。ええ、充分な破格値です。それでお願い致します。」


「....かしこまりました。お買い上げ頂き、誠にありがとうございます。」


支払い処理が済んだキャッシュカードをファンピーは、クルーエルに手渡すと、急いで木製の太柱に固定したロゼッタの拘束を解き、手錠と首輪が付いた彼女を立たせたのだった。


「んあッ゛」


最後にロゼッタが咥え込んでいた羊毛筆がファンピーの手によって引き抜かれる。


「お優しい事で。」

体勢を崩した彼女に手を貸したファンピーへ、クルーエルが放った言葉だ。彼は一歩たりともその場から動かなかった上に、足先すら彼女に向いていなかったのだ。

そしてロゼッタの首に嵌められたチェーンリード付きの首輪のリード部分が、ついにその彼の手へと渡った。


クルーエルはそのまま大股で歩き出した。ロゼッタは二足歩行で歩く事を許可されたものの、歩幅も歩く速度も遅い為、首にリードが何度もキツく食い込んだ。


ロゼッタは、あんなに嫌だと思っていた奴隷市場の方角へ振り返った。
すぐさまファンピーと視線が合ったが、彼はバツの悪そうな顔をして彼女から視線を逸らしたのだった。


「余所見をするな。早く来い。」


叱責を受けたロゼッタの瞳にジワリと涙が浮かんだのだった。


/129ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ