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無能淫魔とサディスト男
第6章 喋る道具と残酷無慈悲なご主人様達(R18・R18G)



気持ちい




多分気持ちい








イイエ




トッテモ、キモチイワ




ソシテ、ワタシハネ










クルーエルサマノ、ドレイナノヨ








「才能を開花させるのだ。この私の為に。」





耳元で甘く囁くクルーエルの声が聞こえた。
脊髄反射のように、「はい、ご主人様。」とロゼッタの口が動く。
だが、ロゼッタは言った記憶がまるで無かった。
首に全く痛みを感じなければ、クルーエルの指先も赤く光っていない。
彼は洗脳能力を使っていない。
じゃあ言ったのは間違いなくロゼッタだ。
だが彼女には、喋った記憶が無くなったのだ。



私の口って



勝手に喋るんだっけ?



アレ.....?



突然視界が真っ暗になった。
目を瞑ったわけでもない、気絶したわけでもない。


視覚が上手く機能しなくなった中、研ぎ澄まされた聴覚が、再び自分の声を拾い上げる。



”貴方様の奴隷に、して、下さい“


確かに自分の声色で、


でも私には絶対に出せない、


媚びを含んだ声が遠くで聞こえた。




ああ、あの子だ。


睡魔に近い眠気が訪れる。
そしてジジジという音が脳内にクリアに聞こえ、暗黒だった筈の視界に古いテレビの砂嵐も見えた。


ああ、やっぱりあの子だ。


私であって、私じゃない、あの子。

会話も一度もした事が無い、
だけど存在は知っている、あの子。


ロゼッタの中で、テレビの砂嵐の幻覚は、別の人格が現れる合図のようなものだった。


だから別人格のあの子が出てきたと、あの子がクルーエル様の相手をするのだと、そう確信したロゼッタは、ホッとして意識を手放したのである。



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