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無能淫魔とサディスト男
第3章 そして新たな関係へ
「あ、あれ?私、何か変な事言いました?」
「....何でお前が謝ってんだよ。それは俺の台詞だろうが。」
「だ、だって私、貴方の部屋に不法侵入してベッドも占領しましたし...。」
「いや、だからって俺が強姦や暴言、性奴隷発言をしていい理由にはならねえだろう?」
「........性奴隷発言?」
何の事だと言わんばかりにロゼッタは首を傾げた。
「…お前、昨夜の記憶飛んでるのか?」
「いえ、貴方に拘束されてアダルトグッズで責められた所までは覚えてるんですけど、その後が全く...。私、どんな感じでしたか?」
「一瞬気絶はしてたがすぐに起き上がって、その...扇状的な誘い文句で俺の事誘惑してきたぜ。覚えてねえの?」
大分言葉を濁しながら蓮がそう問い掛けると、心当たりがあるのかロゼッタの顔がボボっと朱色に染まる。
「......思い出したか?」
「いえ、思い出したわけじゃなくて、多分、見るに堪えない卑猥な言動をしてたのかなって....ごめんなさい。」
「いや...別に俺も興奮してたし、お前は何も悪くねえよ。つか、記憶無えのに何で分かるんだ?」
「ご主人....じゃなくて、えっと....前付き合っていた彼氏とも同じような状況になった事が何回もあって、記憶無いって言ったら、今みたいな事言われたから、多分そうなんじゃないかなと。」
会話の冒頭あからさまに言い直したのが気になったが、今それを掘り下げるよりも先に聞かなければならない、ある精神疾患の名前が蓮の脳内に思い浮かんだ。