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無能淫魔とサディスト男
第3章 そして新たな関係へ
「......お前、金は何処から捻出するんだ?」
「立ちんぼで、ある程度の収入は得られるから平気。セックスする回数と客を増やせばいいだけなんだから。」
「止めろ。売春防止法で摘発されるぞ。大久保公園周辺なんて2か月前に現行犯逮捕された奴らが大勢居る。」
「変身魔法解いて悪魔の姿に戻ったら、警察の人、私の姿見失ってて、難なく逃げられた。だから大丈夫。」
「お前逮捕されかけたのかよ....。だったら尚更辞めろよ。それに金は稼げるかもしれねえが、性病のリスクや暴力沙汰だのレイプだの、トラブルが絶えねえだろうが...。」
「サキュバスは性病にはならないの。昔から仕事が性行為みたいなものだから、身体の洗浄魔法は徹底的に指導されているし、人間と身体の造りが少々違うから性病どころか感染症や風邪の一つもひいた事無い。治癒魔法も使えるから、暴力を振るわれても切り傷程度なら薬無くても自己回復出来る。レイプは私の居た世界では日常茶飯事だったから別に今更驚かないし、中出しされても私の身体は原因不明の不妊症だから、望まぬ子供が出来る事もない。だから、平気。」
“.....ヤベエ話のオンパレードだな。
だが、俺に強姦されても大したショックも受けていないのはそういう事か。にしても、レイプが当たり前ってお前、どんな過酷な世界で生きてきたんだよ...。”
蓮は思わず絶句してしまった。ロゼッタから告げられる情報量の多い内容は、衝撃的で何より危機的なまでに彼女は貞操観念が低いのだ。