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無能淫魔とサディスト男
第3章 そして新たな関係へ



「ご、ごめん、不快だったよね。あの、そういう事を言いたかったわけじゃなくて、立ちんぼで発生しやすいトラブルのいくつかは経験済みで慣れっこだし、これでも悪魔だし貴方が思う程私は柔じゃないから心配しないでって事を言いたかっただけなの。」


「........お前さぁ、今の仕事好きか?」


「え....。そ、そんな事考えた事も無いから分からない。」


「じゃあ今考えてくれよ。好きか?売春行為。好きならいいけどよ。」


蓮がそう問い掛けると、ロゼッタは苦笑した。


「ごめん。さっき私、戸籍無いって言ったでしょ?
この仕事以外出来ないからそういう事考えたくないの。」


「いや1つだけあるぞ。売春以外にお前に出来る仕事。」


「........え?」


「俺専属の家政婦だよ。掃除洗濯料理、一般的な家事をやってくれればいい。まあ夜の相手もしてくれればパーフェクトだが。家政婦の相場料金と比較すれば雀の涙程度だが給料は出すし、狭くて悪いがここに住んでいい。土日祝休みな。悪くねえと思うが。」


「わ、私の事雇ってくれるの?」


そう蓮に問い掛けたロゼッタの声は先程とは打って変わって弾んでいた。彼女の綺麗な瞳が涙目になっているのは気のせいではないだろう。


「ああ、そうだよ。」


「う、嬉しい。でも、急に何で?」


「見ての通り、部屋の片付けと料理は苦手なんだよ。だからお前が居てくれると助かるってだけだ。嫌だったら別に断ったっていいんだぜ?」


「いえ、頑張ります!一人前の家政婦になりたいと思いますので、どうかよろしくお願いします!」


「ああ...よろしく。」


“これで一応仕事は与えたわけだから、危険な売春行為は辞めてくれるだろう。コイツの大丈夫はまるで信用出来ねえからな。
ったく居場所無くて困ってんなら最初からそう言えばいいだろうが。変な遠慮しやがって。“


こちらをキラキラとした眼差しで見てくるロゼッタの頭を蓮は優しく撫でた。
表向きは都合の良い家政婦として雇ったが、実際のところ彼女を保護したかったのだ。口には出さなかったが心配でたまらなかったのである。


こうして自己肯定感と貞操観念が激ヤバそうなロゼッタ(20歳)と心配症俺様強姦魔、如月蓮(29歳)との奇妙な同居生活が幕を開けたのだった。


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