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無能淫魔とサディスト男
第5章 淫らなおねだりと物騒な約束事




“蓮様の就寝後、こっそり大久保公園に行けばいいんだ!あそこは立ちんぼを買うお客様がいるもの!
ちょっと怖いお客様も多いけど、皆セックスがしたくてあそこに来るのだから、精液は確実に分けてもらえる。終わったらまたここに戻ってくればいい。そうすれば明日から何の支障も無く仕事が出来る。
蓮様に迷惑もかからない。決まった。それでいこう“


いや.....まずは蓮に相談した方がいいのでは?


隣にいたら誰しもがそうツッコミたくなってしまうだろう。
極めて残念な解決方法を導き出してしまったロゼッタは、暖かいルームウェアを脱ぐと、リュックから立ちんぼ用に着用していた衣服を引っ張り出した。
立ちんぼを行う予定は無かったが、いつ蓮にクビにされるか分からない為、何となく捨てられなかったのだ。

まずはお客様に好評だった、黒の穴開きボディストッキングを着用する。彼女の豊満な美乳と膣液を垂れ流す卑猥な陰部、その2点に穴が開かれ、大胆でセクシーなデザインだ。
変態客が鼻息を荒くして喜び、挿入しながらビリビリに引き裂く為、いつも彼女は新品の物を購入していた。
外出する為、その上から紐パンと紐ブラ、朱色のニット、総丈37cmのハイウエストマイクロミニスカートを履いていく。

“そういえば、ファーコート、リュックに入らないからリビングルームのクローゼットにかけてあるんだった...。
ショートブーツは玄関に置いてあるから、後で取ってくる事は出来るけど、流石に1月コート無しで外出はキツい...。あまり魔力は使いたくないけど、もう少しここで時間を潰して、蓮様が確実に寝てると思われる深夜に通り抜け魔法で居室に侵入して...うーん、でももし万が一起こしてしまった場合、かなり私は不審...。でも仕方ないよね、慎重にやらないと。”

ロゼッタの中で立ちんぼ行為を行う事はどうやら決定事項らしい。蓮を気遣ったつもりが、却って彼の地雷を踏み抜いてしまっている事に気づかぬまま、彼女は暇潰しの為に化粧を始めたのだった。


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