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無能淫魔とサディスト男
第5章 淫らなおねだりと物騒な約束事
「俺の迷惑になる事って何だよ?」
ギラついた三白眼がロゼッタを見据え、棘の含んだ冷たい詰問口調のまま、蓮は彼女の耳元に唇をそっと寄せる。低音で威圧感があるのにねっとりした声だ。
「ひぃう、アッ、ですから、練様の快適な睡眠を、妨げるような事で」
「まどろっこしいな。ハッキリ言え。」
「め、迷惑な事なので」
「迷惑かどうかは俺が決める。で、理由は?」
“蓮様との距離が近くてあの匂いが凄い...。
頭クラクラしてきた。もう駄目、エッチしたい。”
「それ、は、んっ、アァ、ンっ。」
ロゼッタは羞恥で顔を赤らめた。
蓮のフェロモンにあてられ、口から勝手に喘ぎ声が漏れてしまうのだ。
「ハッ、俺に怒られて興奮したのかよ。」
口元を引き結び、俯いてしまったロゼッタの耳の中へ蓮は舌を這わせる。
「アッ、ンッ、ダメ、止めて、ンッ、アタマ、クラクラする。」
「止めろだって?足擦り寄せて何言ってやがるんだ?このどMが。」
「アッ、ん、ごめん、なさい、アッ、でも気持ち、良くて。」
蓮のペニスが欲しくてロゼッタは何度も足を擦り寄せていた。朱色に染まった彼女の双眸は潤み、口で言わずとも欲情していることは明らかだった。