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無能淫魔とサディスト男
第5章 淫らなおねだりと物騒な約束事
「それで今後の事なんだが、新たに3つの制約を設けようと思っている。いいか?」
「!は、はい。」
「まず1つ、魔力不足の初期症状が現れた段階で俺に必ず報告する事。まあお前の話だと身体のSOSとして香水みてえな匂いが身体から発せられるわけだから、俺が見逃すわけがねえと思うが、一応だ。」
「は、はい。分かりました。」
「二つ目、お前のエネルギー源確保は雇用主ただ一人に限定する。それ以外は原則認めねえ。」
「え!!」
「.....今更お前は何を驚いてんだ?
無難な解決策だろう。」
「い、いえ。あの、それって、つまり売春行為自体も禁止って事でしょうか?」
「ハァ?当たり前だろうが。俺からエネルギーを吸収できんのに何故行う必要がある?」
「そ、そうですよね。わ、分かりました。」
「.....3つ目、今まで特に意識はしていなかったが、週末のセックスを義務化する。まあどちらかが体調不良とか、問題がある場合は飛ばすがな。」
「.......蓮様はそれでよろしいんですか?」
「俺は絶倫だし、体調が悪くなきゃ休日はお前の事を一日中抱いてやりたいさ。.....お前は?」
「え....あ、私ですか?.....そ、そうですね....蓮様がいいのなら私もそれでいいのかなって思います。」
「..........それは建前だろう?ホンネは?」
「??本音ですか?.........!あ!ありました!えっと、私の魔力確保にご協力頂けてとても嬉しいなと思っております!」
「........はぁーーーーーーーー。」
「!?す、すみません。
また私何か失礼な事言いましたか?」
「いや別に?俺の陰茎がお前の魔力確保に役立ちそうで何よりだと思っただけだよ。まあとにかくお前が遵守すべきルールは3つだ。忘れるなよ。」
「わ、分かりました。」
ロゼッタの返答を聞き終えると、蓮は再びハァーっと重々しい溜息を吐いた。
余程彼女の返答にご不満があるらしいが、それを指摘しない所を見るに、彼にとっては無意味な行為らしい。独占欲の強い男は面倒である。