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無能淫魔とサディスト男
第5章 淫らなおねだりと物騒な約束事


「....ハッ、俺はそこまで鬼畜じゃねえよ。
 欲しかったんだろう?早く飲めよ。」


“蓮様、お優しい。ありがとうございます”


ロゼッタは心の中で礼を言うと、ゴクっと彼の精液を飲み込んだ。


!!!美味しい!!!


格別な味だと思った瞬間、ロゼッタの脳内に電流のようなものが走った。その刹那、敏感な彼女の秘窟が耐えきれずに、ドロっとした愛液を漏らしたのである。近い感覚で言えば、抗う事が不可能な、女性の生理の経血が出る感覚であるが、彼女の場合、紛れもなくそこに恍惚感が存在していたのだった。


“凄く、凄く美味しかった。
生クリームの原液に、バニラエッセンスと白砂糖がたっぷり入っている、濃厚な甘い牛乳みたいだった...。泡立てたら私の好きな生クリームになりそうな甘美な味。
....お、美味しかったのは良かったんだけど.....ど、どうしよう。
興奮して、私のアソコからまだドバドバ出てくる。
これ、いつ止まるの?
こんな些細で恥ずかしい事、自分で何とかしたい。
蓮様に知られたくない...。”


「固まってどうしたんだ、ロゼッタ?」

ロゼッタの心の内を読んでいるかの如く、絶妙なタイミングで蓮は彼女に話し掛けたのだった。

「あ、いえ、その…何でもございません。あ、あの、お陰様で無事、魔力不足を解消する事が出来ました。ご協力ありがとうございました。」

その蓮の声にロゼッタはハッとすると、畏まった口調に正し、しゃがみ込んだまま頭を下げた。
そしてロゼッタの言う通り、魔力不足のSOSであるフェロモンが彼女の身体から綺麗さっぱり消え去っているのだ。


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